ローテンブルクの旅
さて、ハイデルベルクから電車とバスを乗り継ぎ「ロマンチック街道のハイライト」といわれるローテンブルクへ。
ドイツの鉄道は、自動改札機でチケットを購入するときに、乗り継ぎの時刻、ホームが記入された時刻表を入手できます。
つまり、時刻通りに電車が来るし、ホームも変更なし(驚くべきことです)。
ただし、ちょっと難しい乗り継ぎの便を選んでしまい・・・、なんとか夜に到着できました。。。
ローテンブルクの売りは、なんといってもこのメルヘンチックな街並みでしょう。
シーズンオフながらも大勢の観光客が訪れていました。
しかし、どうも観光客のほかは人影まばら。
街並みだけが保存されている感じです。
ローテンブルクのもう一つの顔は、ここが近世の「魔女狩り」の一大拠点であったこと。
そうした歴史は中世犯罪博物館で知ることができます。
法制史上の貴重な文献(ザクセン・シュピーゲルとか)もたっぷりあるのですが、拷問、死刑、名誉刑…、ありとあらゆる刑罰方法とその道具の博物館です(うーん・・・)。
閉鎖的で離脱の不可能なドイツの「ブルク」の生活(3回呼び止めても止まらない逃亡者は問答無用で銃殺してよい)。
その村のなかでは「変った者」を吊るしあげる道具と法規が開発されていました。
20世紀に入り、ローテンブルクはドイツの村の「典型」としてナチズムを熱狂的に支持するようになります。